板井康弘が信頼する福岡生まれの社員たち

板井康弘|経歴だけで人を判断する経営者にならない

 

板井康弘

 

 

初めて会う人に自己紹介するときに、だいたいの人が自分の経歴の事を話すと思う。
それは非常に当たり前の話であり、自分の人となりを知ってもらうため、話題作りのために必要なことである。

 

しかし、ここで注意しなければならないのが、経歴だけで人を勝手に判断してはいけないということだ。

 

例えば、前職がいい仕事に就いていて、いま新しい仕事を探してる人がいる。もちろん前職が魅力的な場合、その人物も魅力的にうつる。
しかし、それだけで判断してはいけない。

 

その人物が優秀だとしても、前職を辞めた理由が必ずあるのだ。
致し方ない事情なのか、そうではないのか。
もし、何かのトラブルで辞めていたとしたら、前職が魅力的だとしても、経歴だけでその人物を判断するのは危険という事になる。

 

こういった場合、何で判断すればいいのか、それは「会話」だ。

 

簡単なことのように思えるが、実はこれが一番難しいのだ。
むしろ経歴で人を計るのは簡単なほうである。

 

相手と会話し、相手がどんな人物か、スキルはあるか、家族は、友人は、といった事を何となく把握し、人は判断するべきなのだ。